いよいよ保健師学校受験!:たび猫の看護師転職記

いよいよ保健師学校受験!

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こうしてあっという間に1月も終わりになり、いよいよ保健師学校の受験が始まった。私の家からはどの学校も遠くにあるため、朝暗いうちから電車に乗って寒さの中震えながら試験を受けに行ったり、中には都内に安いビジネスホテルをとって一泊して受けに行ったところもあった。

 

この時は本当に自分がみじめに感じた。この頃になると貯金も大分寂しくなってきている。しかも、保健師学校は万が一合格しても家から通えないところばかりだ。一人暮らしをしなくてはならないので、その分のお金もきりつめねばならない。だからホテルもかなり安いホテルをとり、寒い中たった一人で重い荷物を持って,とぼとぼと緊張しながら試験に通っている姿は、あまりにも華やかさからはかけ離れている。私だって、腐ったって女だ。あー、もうこんな生活いやだ、と嘆きたくなったものだ。

 

試験は、どの学校も割りとスムーズに運んだ。筆記試験はどこもまずまずの手ごたえがあったのだ。あの本命の学校の一次試験でさえ、結構できたのではないかと思えたのだ。しかし、事前に先生に言われていた言葉が頭をよぎった。「保健師学校を受験する人なんてレベルはみんな同じだから、1点の差で落ちるから」と。

 

筆記試験と面接試験が1日で終わってしまう学校もあれば、本命の学校のように、筆記試験で振り分けられ、その結果次第で二次に進める学校もある。そんな中、本命の学校の一次試験の合格通知が届いたのだ。本当にこの時は、「よっしゃー!!」とガッツポーズであった。私のがむしゃらな知識の詰め込みが報われたのである。この学校の一次試験に受かっただけでも、私は自分を褒めてあげたい気分であった。

 

こうして二次試験へ進んだ。二次試験には、またさらに筆記試験があったが、一次試験が一般的な知識に関する試験だとすれば、二次試験は専門知識に関する試験である。それが終わって、やっと面接である。50人しか取らないのに、会場には思ったよりも沢山の受験生がいた。“二次試験でもまだこんなに残っていたのか・・・”とちょっとがっかりするような人数だった。しかも、周りのみんなは私よりもかなりしっかりしていて、とても賢そうに見える人たちばかりであった。

 

面接では、私はもうやるだけのことはやったという、ある意味肝が据わった状態であったので、けっこう堂々と答えられていたような気がする。もうここまで来て気に入ってもらえなかったら仕方ない、といった落ち着きのようなものがあった。

 

他の学校の試験でもそうであった。とにかくこの数ヶ月、私は死にもの狂いで勉強を頑張った。ベストを尽くした。これでだめなら、あきらめるしかない、といった心情だったのだ。でも、頑張った分だけ、どこかに自信のようなものはついていた。だから妙に堂々としていられたのだと思う。

 

こうして、私の保健師学校の受験は終了した。あとは2月中旬に、結果が出るのを待つばかりであった。受験が終了した時点で、今度は全て国家試験の勉強に注ぎ込むことにした。その年の看護師の国家試験は、2月26日である。

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