看護師になろうと思ったきっかけ3:たび猫の看護師転職記

看護師になろうと思ったきっかけ3

スポンサーリンク

一番最後のきっかけとなったのは、トルコへの旅行だった。昔から見知らぬ土地を旅してみたい、という憧れを抱いていた私は、大学時代最後より旅行に目覚め、就職してからも毎年毎年海外旅行を楽しんでいた。就職して3年目の10月にトルコ旅行に行った。その時出会った多くの人から強烈な影響を受けたのである。

 

個人旅行でイスタンブールに行った。そこで多くのトルコ人と日本人に会ったのだ。私が友達になった多くのトルコ人は、みんな日本語がぺらぺらだった。日本人を相手に商売している人が多かったので、必然なんだろう。それにイスタンブールはインターナショナルな街だ。日本語どころか英語なんてみんな話せる。しかも多くのトルコ人は6ヶ月くらいで日本語がかなりしゃべれるようになるのだ。それに引き換え私は何年英語を学んでいるのだろう・・・。自分が恥ずかしくなった。

 

それに、若いトルコ人が多かったが、みんな日本人のように安穏としていず、一生懸命、悪く言えばがつがつ生きているといった印象を受けた。私のほうが年上だったりするのに、年下の彼らのほうが、しっかりと自分の人生を生きているといった感じなのだ。私はなんて自分がないんだろう、とも感じ、ショックを受けたのだ。

 

その他に、多くの日本人にも影響を受けた。トルコに住んでいる人、世界を旅行している途中の人、イスタンブールに語学留学している人など様々な日本人がいた。みんな自分の好きなことをしている。そして私にはない強さを持っているように見えた。

 

それに引き換え私はどうなんだ。私だって世界に飛び出したかったはずだ。でもなぜやらなかったかというと、自分にはできないと思ったからだ。仕事を始めてしまったから、手に職がないから、お金がないからなどなど・・・。でも、そこで会った日本人を見て、できなかったのは、自分自身のせいなのだということに気づいてしまったのだ。みんなだってリスクを抱えながら、でも自分の好きなことや目標に進んでいる、ということがわかったからだ。

 

こんな影響を受けて日本に帰ってきた私は、以前とは少し変わっていた。本気で何かを変えようと考え始めたのだ。すると不思議なことに、今まで私の心の中で静かにふつふつと育っていた自分の思いと、今回のトルコで得た熱い思いが化学反応を起こし、私に人生を変える契機を作ってくれたのではないかというような出来事が私に起きたのだ。

スポンサーリンク

たび猫の看護師転職記・目次

就職前(大学時代)

OL時代

看護学校時代

看護師転職記へのメール

リンク

page top