看護学校選び:たび猫の看護師転職記

看護学校選び

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退職願いを出したのが11月4日だった。私の予定では、年内まで勤めさせてもらい、1月から本格的に受験勉強を開始し、2月初めの入学試験を受けるつもりでいた。所長にもそのように話した。だから私が辞める前に、代わりの事務員を探し、仕事を引き継ぐ、ということになった。

 

しかし、なかなか代わりの事務員が見つからなかったのだ。私も自分の勝手な都合で辞めるのだから、無理は言えない。見つからないまま時間だけは過ぎていき、年も越えようとしていた。

 

退職願を出した時点から、私は看護学校受験用の問題集を買って空いてる時間を見つけて、受験勉強は始めていた。辞めてから本格的に勉強に取り組もうと思っていたが、どうやら辞められないかもしれない、と徐々に思い始めていた。もうこうなったら仕方ない、仕事と受験勉強を両立しよう、と覚悟を決めることにした。今年は受かったら儲けものくらいに考え、2年計画でやればいいじゃないか、とも思いながら、休みの日などに受験勉強を必死に行なう、という生活になっていった。

 

ところで、いざ受験するとなると、どこの学校を受験するかという当たり前のところから考えなくてはならない。もちろん、看護師になると決めたきっかけである、あの新しい地元の看護学校は受ける。でも一つだけでは心もとない。そして色々調べてわかったのだが、学校によって学費も様々だということだった。

 

私がまず受けようとした地元の学校は、地元の医師会が作る学校で、学費は初年度に100万円近くかかるとのことであった。看護師には準看と高看があるが、私は高看になりたかった。高看になるためには、3年間の専門学校か看護短大、あるいは四年制の看護大学に行かなくてはならない。この年になって親に援助してもらうわけには行かないので、自分の少ない貯金でまかなえるところにいかなくてはならない。というわけで、なるべく学費が安いところ、そして家から通えるところが私の条件となった。よって、家から通えるところに短大や大学はなかったから、それらは選択肢からすぐに消えた。というか、私は田舎に住んでいたので、通えるところとなると、数校しか残っていなかったのであった。

 

その中に、県立の看護学校があった。家から車で1時間ちょっとくらいかかるが、通えないことはない。県立であるので、学費が何と1年間に20万円しかかからないという。地元の看護学校に比べると、3年間通っても地元の学校の1年分の学費にも満たない金額だ。しかも、幸い受験科目は、英語と国語と小論文だけ。理数系が苦手な私には願ってもないことだ。これはいいと思い、ここを本命とし、地元の看護学校と県立の看護学校2校を受けることに決めた。

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